よくわからないまま泣きながらこれを書いている

よくわからないまま泣きながらこれを書いている。不安に思うことはきっと感じきれないほど山ほどあるけど、わかるところだけ。

一つ目。毎日いろんな予定があって、今、私の周りにいる人達は私のことをとても尊重してくれる。とてもラッキーだと思うし、私はそういう人たちのために誠実でありたいし丁寧で優しくいたいと思う。でもどうにもうまくやれてない気がする。大切にしたいと思うほど遠ざけたくなるのも私の中では事実で、大好きであるほど自分が相手の負担になっていて嫌われていくような気がするのだ。私は自分をとても身勝手だと思うし、母からずっとそう言われてきたから「治したい」という気持ちがとても強い。関係を大切に長く続けていきたいと思うほどに「嫌われたくない」という気持ちがどんどん大きくなって、本当はもうギリギリなのに大丈夫なフリをする。もっと好き勝手に生きてたって愛してくれる人は私を愛してくれるのに。好きなように生きて、好きな人に好かれたい。そう思って過ごしていた時に私を好きになった人は、自由に過ごす私をきっと嫌いにはならないはずだ。信じたい。

二つ目。結局私はいつになったら健康になれるのか。健康っていうのはなんというか、心身に、特に心の方に辛さがない状態のこと。20歳のころにはすでに適応障害になってしまって、泣いてばかりいた。どうにか起き上がって、就職して、それなりに仕事が好きで過ごしていたけど、それでもどこかで「世間的にマトモな私」にならなければ!ということを背中に感じながら暮らした。短い派手な髪とボーイッシュな服装は、それを自分らしく心地よく感じている反面、電車に揺られながら正面に座る女の子らしい女の子を見るたびに「こうならなければいけないのに」という気持ちになった。なんでそうなるのかはよくわからないけど。結局私はまた適応障害になったし、仕事を辞めて一年休めば大丈夫になれるだろうと期待していたけど、結局今も大丈夫じゃない。バスや電車にはまた乗れるようになったし、30分歩いても倒れそうにならないでいられるようにはなった。けど時々不安と恐怖に襲われて、頭の中は思考が新幹線並みの速さで堂々巡りする。関係のない事同士を繋ぎ合わせて自分にとって最悪のシナリオを作り、目が離せなくなって苦しむ。頻繁に夜はうまく眠れないし、頭の中はうるさくて、アンパンマンみたいに新しい顔に取替えて静寂と安定を手に入れられたらどれほどいいかと天井に懇願する。健康どころか双極性障害かもしれないらしく、本当に、いつになったら苦しくなくなるんだろうと毎年毎年願っている。まともに働けるようになるかな、心配してくれてるのに。頑張りたいと思うのに。なんで私はうまくやれないの。

たくさんの不安を抱える中で、誰か1人に頼りきりになりたくないという気持ちがあって、本当は全体重乗せて寄りかかりたいところだけど、それでもそれをグッと我慢している。だって、そうしてしまった時、その1人の支えを失ったら私は生きていけなくなるから。私は私の足で立って、この目とこの体でちゃんと生きていけるようになりたいから。

今、私は私が泣いている理由がわからない。私は多少不快なことでもそのままにしておいて我慢する癖がある。現に自室で使っているベッドのマットレスは、長年の使用で腰の部分が沈みやすくなっている。買い替えなきゃなぁと思いつつ、もう1年が経った。自室の色合いだって1ミリも気に入ってない。本当はもっと、雑然としたおばあちゃん家みたいに手作りのカラフルな布ものでいっぱいの部屋が好き。カーテンもベージュは嫌いだし、よくわからない柄の全然オシャレじゃないやつがいい。いつまでたっても母親の将来ばかり気にして自分の人生を生きたくない。ほんの少し期待はずれだっただけで裏切られる妄想に取り憑かれて関係を破壊したくない。自分を大切にして、周りの人を大切にして生きたい。信頼ってものをもう一度、この手に感じて暮らしてみたい。願いとも気付かないような当たり前の安心を誰かと握りしめたまま死んでいきたい。

そうなってほしい。もうこうやって泣きながら過ごす夜が1日でも減ってくれたらいいのにな。